技術コラム

第4回 店舗・EC DXPO大阪’26参加レポート

はじめに

 

2026年2月26日~27日にインテックス大阪で開催された、『第4回 店舗・EC DXPO 大阪’26』に参加しました。

 

本展示会は、小売業およびEC業界向けのDXソリューションが集まる展示会であり、店舗運営の効率化やデータ活用など、様々な技術・サービスが紹介されました。

 

弊社にとって関西地域での単独展示会出展は今回が初めてとなり、多くの企業様に弊社のAI技術やソリューションをご紹介する機会となりました。
本記事では、会期中に展示していたソリューションのご紹介をしたいと思います。

AI売場監視システム

 

💡 展示のアピールポイント 💡

  • 少量のデータで売場の監視を行える
  • 最短1日でシステム導入可能(※)
  • 一般的なAIカメラと異なり、システム変更不要で様々な対象物に対応可能

※当社指定の機器構成でカスタマイズ無しの最小構成の場合に限ります

展示詳細

本展示は、小売店舗などの売場の状況変化を監視することを想定したシステムです。
展示内容について詳しくご紹介します。

 

【システム構成】

 

 

AIエッジデバイス(今回はNVIDIA製 Jetson Orin Nano使用)とカメラ、モバイル端末があれば、最短1日で導入することが可能です。
本構成では、カメラの制約がなく、既にお持ちのカメラを使用して売場監視を行うことも可能です。

 

また、モニタリング用Webアプリなどの管理システムと連携することで、蓄積したデータを時系列でグラフ表示したり、判定結果に応じて任意のアクションと連携させたりするなど、より高度な活用も可能となります。

デモ内容

正常時の売場データ(画像)を10枚、売場乱れや欠品がある売場データを10枚ほどその場で撮影・学習し、売場の監視および正常/異常の判定を行いました。

 

【正常データ】

 

【異常データ】

 

本システムは、売場の状況変化を監視するシステムであり、学習した正常データとの比較によって変化を検出します。
変化の異常度は、教師なし外れ値検知手法を用いてヒートマップとして可視化されます。
これにより売場担当者が視覚的に把握し、商品の補充や確認などのアクションを実行することを想定しています。

 
 

本システムの特徴

人や車など特定の物体を検出する一般的なAIカメラと異なり、
本システムでは”状況変化”に着目しているため、対象物を選びません。

 

考えられる導入効果例

本システムを導入することで、以下のような効果が期待されます。

 

省人化/人手不足対策

・リアルタイムな状況把握で、見回りなどに必要となる人員を削減

・遠隔での状況把握により、エリアマネジメントを効率化

・スタッフの負担を軽減することで、離職や士気低下を抑止

 

売上UP

・美観維持による購買意欲の低下を防止

・欠品や誤配置に素早く対応、購買機会の損失を防止

・変化データをマーチャンダイズに活用

 

防犯/セキュリティ

・カメラ画像の常時記録により、万引き等を防止

・見回り、巡回頻度の削減による人件費節約

・POSなどの在庫管理データと組み合わせ、未精算の可能性検知

 

コスト削減

・正常状態との差分可視化により、教育コストを削減

・安価な最小構成から実現可能。初期コストを大幅に低減

・高い汎用性で導入後の運用コストを大幅削減

 

フードロス削減

・総菜など現場での生産を最適化

・データ分析により売場を改善し、廃棄リスクを低減

・レコメンドによる生鮮食品の購買機械アップ

来場者の反応

今回は関西地域での初の単独展示会出展ということもあり、関西圏の店舗・小売業様のみならず、製造業様など多くの来場者の方にブースへお立ち寄りいただきました。

 

来場者の方からは

  • 「人手不足の中で売場管理を効率化したい」
  • 「AIを活用したDXを検討している」
  • 「売場の欠品状況をリアルタイムで把握したい」

といったご相談を多くいただきました。

 

AIを活用して売場の状況を可視化し、店舗運営の効率化につなげたいというニーズの高まりを感じる展示会となりました。

まとめ

今回の「第4回 店舗・EC DXPO大阪’26」への出展を通じて、小売業界におけるAI活用や店舗DXへの関心の高まりを改めて実感しました。
特に、人手不足への対応や売場管理の効率化、欠品状況の把握といった課題に対し、AIを活用したソリューションへの期待が高まっていることが印象的でした。

 

また、今回の展示会は弊社にとって関西地域で初めての単独展示会出展となり、普段、繋がる機会の少ない関西地域の企業様に弊社の技術や取り組みをご紹介できる貴重な機会となりました。

 

コンピュータマインドでは、AI・画像処理技術を活用したソリューションを通じて、今後も様々な業界の課題解決に取り組んでまいります。