イベントレポート
Advantech Edge AI Day 2026参加レポート
はじめに
この度、『Advantech Edge AI Day 2026』に参加いたしました。
会期中に展示したソリューションを、こちらでもご紹介いたします。
イベントに参加できなかった方も、ぜひ弊社のソリューションをご覧ください。
CODESYSを用いた制御システム ~AI外観検査とソフトPLCによる搬送自動化デモ~
製造現場では、生産設備の自動化や省人化、さらにはAIを活用した品質検査など、さまざまな技術の導入が進められています。
しかし、新しい技術を導入する際には、既存設備との連携や開発コスト、ハードウェアの制約などが課題となることがあります。
そこで注目されているのが、ソフトウェアPLC(ソフトPLC)です。
PLCとは、工場の機械や設備を制御するための装置です。従来のハードウェアPLCに対し、ソフトPLCはソフトウェアによって制御機能を実現するため、柔軟なシステム構築が可能になります。
今回ご紹介するのは、世界標準のソフトPLC「CODESYS」を活用した制御システムです。
世界標準のソフトPLC「CODESYS」
CODESYSは、国際規格IEC 61131-3に準拠したPLC開発プラットフォームです。
Intel x86やARMなど、さまざまなCPUアーキテクチャに対応しており、WindowsやLinuxをはじめとする多様なOS上で利用できます。
また、従来のラダー言語に加えて、C言語に似た「ST言語」で制御プログラムを記述できることも特徴です。
これにより、ソフトウェア開発の技術を活かしながら、機械制御と他のシステムとの連携を進めやすくなります。
ハードウェア選定の自由度向上や開発コストの削減、IT技術との連携など、さまざまなメリットが期待できます。
ミニチュア工場を用いたAI外観検査・搬送制御デモ
今回のデモでは、ミニチュア工場を使用し、AIによる外観検査とソフトPLCによる搬送制御を組み合わせたシステムをご紹介します。
外観検査には、異常検知手法「PatchCore」をベースとしたAIモデルを使用しています。
正常品の画像を数枚用いて学習を行い、製品の外観を検査します。
ここで重要なのは、AIが製品の異常を判定するだけではないという点です。
AIによる検査結果はソフトPLCに通知され、判定結果に応じて製品の搬送経路が切り替わる仕組みとなっています。
つまり、「AIによる判断」と「PLCによる機械制御」を連携させることで、検査から仕分けまでの自動化を実現しています。

ソフトPLCで広がる製造現場の可能性
今回のように、AIとソフトPLCを組み合わせることで、製造現場の自動化に向けた新たな選択肢が生まれます。
例えば、既存PLCからソフトPLCへの置き換えにより、ハードウェア選定の自由度向上や開発コストの削減が期待できます。
また、設備のIoT化によるリアルタイム監視やクラウドとの連携、自社開発ハードウェアへの制御機能の搭載など、幅広い用途への応用が可能です。
弊社では、創業当初から培ってきた機械制御技術とソフトウェア開発技術を活かし、CODESYSを用いた制御システムの構築を支援しています。
既存PLCの置き換えや設備のIoT化、AIと機械制御の連携などに課題をお持ちでしたら、ぜひご相談ください。
今回のレポートは以上です。
弊社は今後も技術力で産業界を支えてまいります。